ドコモ最新携帯は買いか? 購入比較マガジン

SH906iデザイン

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SHと言えば、昨年上半期にドコモで最も売れた名機SH903iが思い出されるが、905iについては、正直空振りだっと言っても言い過ぎではないだろう。

 

ところがです! 今度のSH906iは徹底して細かな部分を改善し、まさに期待に応えるべく登場したというより誕生したと言えるほどの、進化ぶりを見せてくれた。

 

SH906iの外観から見ていこう。SH906iのボディーはやはり高級感や質感を意識した、903iにも通じるデザインを採用。

この質感の出し方はさすがSHだ。

 

開いてみると、ヒンジ部が逆ヒンジと呼ばれる、スタイルになっていることに気づく。

 

深いところから開くので、手に持って耳に当ててみると奥に段差が生まれる。これは好みの分かれるところだがメーカーの方は、この形状により、例えば女性の方は

顔のファンデーションが携帯本体の液晶に付くのを軽減できたりなどの効果もありますとのことだった。

実際、構えてみるとなるほどと言う気がした。


SH906iタッチパネル

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さて、SH906iのウリと言えば、なんと言っても「タッチパネル」だろう。

2軸になっている液晶をクルリとひっくり返すとタッチメニューが起動する。

ドコモの携帯で過去タッチパネルで登場した機種に成功した機種は無く、使い勝手も実はあまり支持されなかったのだが、SH906iはどうだろうか。

 

実際に触ってみると、非常にレスポンスのよい反応とともに押すたび「ブルン」と伝わる振動が、「押した」感覚を明確に伝えてくれるので、とても好感触だ。

 

触った瞬間、「これは使えそうだ」と実感するのはきっと筆者だけではなく、多くの方が思うに違いない。

それほど液晶タッチメニューは良い出来なのである。

 

最近はiPhoneの話題がよく持ち上がるが、こちらは同じタッチパネルでも、独自の使いよさが有り多機能携帯ユーザーとしてはこちらの方が使いやすいのではないかと感じさせる。

 

タッチパネルを採用したことによる面白い効果としてはカメラ機能の使用時に画面上を指先で横方向にスライドさせることで、直感的にズームを調整したりする、「ジェスチャー操作」や撮った写真を閲覧時に、画面上で指先をスライドさせて、ページをめくるように表示を切替える「トランジション」などが面白い。


光タッチクルーザー

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直感的に指先でタッチもしくはなぞることによる操作のウリはまだある。

SH905iでも採用されていたタッチクルーザーはイマイチの使い心地であったが、SH906iのそれは「光」タッチクルーザーになることにより、スムーズな操作性になり、更に決定ボタンと一体化された配置によりポインタ操作から項目選択、決定までの操作をすばやくコントロールできるようになったのである。

 

実際使うと、十字キーを押さずとも、その上で指を滑らすだけで、メニューがすばやく選択でき、そのまま決定ボタンを押すことが出来て、とても使いやすい。

 

これは、光学式センサーになったことで、指の動きの追従性が大幅にアップしたために個人差の少ない操作感を実現できたものだと言う。

 

以前の面積が小さく押しにくかった十字キーからするとこれは操作性が抜群に良くなり嬉しい部分だ。

 

タッチクルーザーなど携帯に必要ないからと言っていたユーザーも

今後大画面化とパケットのハイスピード化が進めば

必ず携帯でのネットのブラウジング(インターネット閲覧)の機会も

増えてくることだろう。そんな時、縦長の画面を一気に

下までスクロールしたりなど、広い画面を使いこなすには

間違いなく重宝する機能だと言える。


高精細3インチ液晶

色再現性と高コントラスト可を実現する「SVエンジン+」を搭載し、表現が向上したとの説明ですが、確かにSH906iの液晶は美しい感じです。

16:9のフルワイド画面に対応しており、ワンセグ放送時、スポーツ中継など動きの多い番組も高速動画応答技術を用いて残像間の少ない映像表現を実現しています。

 

3インチの液晶は3.2インチに出来なかったのかなと個人的には思いますが、それなのに持った感じやたら縦が長いです。

大きな不満ではありませんが、それなら画面ももう少し大きくてもよかったのでは?と思います。

 

しかし、ドルビーサラウンドの臨場感は圧倒的です。

メジャーリーグ中継をヘッドホンして鑑賞してみましたがその迫力や、空気感はそこにいるような錯覚すら覚えます。

画面もサイズ以上の大迫力に見えてくるから不思議です。

SH906iワンセグ

液晶が2軸構造でひっくり返してワンセグを鑑賞する他機種と決定的に違う点は、SH906iは画面をタッチしてそのまま操作が可能だという点です。

 

チャンネルビューを表示させるとサムネイルで(各番組が、小さな分割画面で同時に表示される)表示されタッチすることで気に入った番組を簡単に選局出来ます。

これは便利! 音量や、選局が画面上からダイレクトに操作できる点は使いやすいと感じました。

 

このサムネイルは選局だけでは無く、保存データや動画ビデオリストまでも表示することが出来ます。

 

このようにSH906iは直感的に操作が出来る利点を十二分に活かす機能が充実しています。

SH906iカメラ機能

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SH906iから520万画素のカメラを搭載してきました。

カメラについては、N・Pがすでに500万画素超のカメラを搭載していますが、SH906iはここでもタッチパネルの利点を活かしています。

 

例えば、ファインダに映っている被写体にピントを合わせたいとき、合わせたい被写体にタッチするだけで簡単にスポットオートフォーカス位置を決められます。

 

風景に人が立っている写真を撮りたいときなどでは必ずしも、画面の中央に人が立っているとは限らないので、美しい風景と共に画面の端に人が立っていた

場合、人のところをタッチすれば、そこにピントが合うのです。

ズームなども、指で画面をなぞりスライドさせることで簡単に動かせます。

 

この辺に500万画素超の多機種よりも使い勝手を一歩出た感があります。

ただし、レンズ部の外観は他の機種よりも出っ張ったデザインになっていますからここが改善されると、もっとスマートに見える携帯に仕上がったかなとも思います。


SH906iだけの優れオプション

SH906iにはナンと、専用のワイヤレスキーボードがオプションとして用意されています。

906iシリーズの中でP906iとSH906iだけが、Bluetoothを採用していますが、このワイヤレス機能を使います。

 

IOデータ製のキーボードですが、これはなかなか使えそうです。

パソコン向けの長文メール作成を出先で打ちたいときもあるでしょうし、スケジュールなどへの

詳しい文字入力も快適になります。

SH906i専用なので他の機種に対応していませんから上記の使い方をイメージされる携帯ユーザーにとっては検討の価値ありと言えそうです。

SH906iまとめ

FOMA906iシリーズの中でもSH906iは特に大幅なバージョンアップされた感があり、過去の問題点を改善しよく出来た携帯に仕上げてきたと感じる。

 

なかでも、直感的に操作が出来るタッチパネルは単にタッチするだけでなく、その使い勝手をフルに活かすための機能が盛りだくさんで、より使える携帯に進化した。

 

5メガピクセルのカメラ、操作性を活かした映像の楽しみ方、さらにはBluetoothと連動するキーボードを用意したりなど、トータルでモバイルデバイスとしての楽しみ方を提案している。

この機種は新鋭的な機能を楽しみつくしたいそんなわがままで贅沢なあなたにオススメしておきたい。